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モールは“運ぶプレー”ではなく“設計するプレー”|7対4で決まっていたトライ
分析中級
7分
2026年4月18日

モールは“運ぶプレー”ではなく“設計するプレー”|7対4で決まっていたトライ

🧠 導入

なぜこのモールは、誰にも止められなかったのか?

💬 会話で理解する

リッチーくん
リッチーくん
うわ、完全に押し切ったね…パワーすごすぎない?
ライゾウ
ライゾウ
そう見えるよな。でもこれは“押し勝った”んじゃない。
リッチーくん
リッチーくん
え、違うの?
ダイチ
ダイチ
モールができた瞬間、もうほぼ決まってたよ。
リッチーくん
リッチーくん
え!?そんなに早く?
ライゾウ
ライゾウ
最初の人数を見てみろ。7対4だ。
リッチーくん
リッチーくん
ほんとだ…めっちゃ差あるじゃん
ダイチ
ダイチ
しかも俺もすぐ入ってる。スローして終わりじゃないからね。
リッチーくん
リッチーくん
あ、フッカーもモール入るんだ!
ライゾウ
ライゾウ
そこが重要だ。数的優位を“維持する設計”になってる。
リッチーくん
リッチーくん
でも相手も後から入ってきてたよね?
ライゾウ
ライゾウ
遅い。形成スピードで負けてる。
ダイチ
ダイチ
前のディフェンスも押し出されて、モール分断されてたしね。
リッチーくん
リッチーくん
あ、2つに分かれてたやつか!
ライゾウ
ライゾウ
あの瞬間、もう止められない。
ライゾウ
ライゾウ
モールは“運ぶプレー”じゃない。“設計するプレー”だ。

🧩 プレー構造を分解

🏁状況

前半30分45秒、静岡ブルーレヴズは敵陣22mライン内でラインアウトを獲得。モールが予想される状況で、ワイルドナイツはジャンプを競らずモール対策を選択する。予想通りにモールが形成!しかしレヴズは着地と同時に素早くモールを形成。初期配置で7対4という大きな数的優位を作り出していた。

状況

🧠判断

レヴズは“速さ”を選択した。ラインアウトから即座にモールを形成し、相手が参加する前に数的優位を確立。さらにスロワーであるフッカーも素早くモールに加わり、優位を維持する構造を完成させた。これは単なるパワー勝負ではなく、事前に設計されたアタックである。

判断

結果

遅れてディフェンスがモールに参加するも圧力に耐えきれず前線が弾き出され、モールは分断。勢いを失わないまま前進したレヴズのモールはそのままトライラインまで到達。最後尾でボールをコントロールしていたフッカーが押し切ってトライを決めた。

結果

👀 観戦ポイント

  • ラインアウト直後に7対4の数的優位がすでに作られている点
  • 着地と同時にモールを形成する“スピード”
  • スロワーであるフッカーが即座にモールに参加している動き
  • ディフェンスが後追いで参加している構造(初動の遅れ)
  • 前線が押し出され、モールが分断される瞬間
  • 最後尾でボールを守りながらコントロールするフッカーの役割

📐 プレー解説動画

選手の動きを俯瞰図で確認しよう

🎥 試合映像

状況 → 判断 → 結果の流れを動画で確認しよう

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