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崩れたスクラムの“逆サイド”|一瞬で仕留めたチップキックトライ
分析中級
7分
2026年4月10日

崩れたスクラムの“逆サイド”|一瞬で仕留めたチップキックトライ

#アタック#キック#判断力#スペース攻略#連携

🧠 導入

なぜあの瞬間、迷わずキックを選べたのか?

💬 会話で理解する

リッチーくん
リッチーくん
え、今のなんでキック!?普通に回してもいけそうじゃなかった?
ライゾウ
ライゾウ
無理だね。回すより速く、確実に仕留める方法があった。
リッチーくん
リッチーくん
え、そんなに差あった?
ライゾウ
ライゾウ
スクラムが崩れた時点で、ディフェンスは内側に集まってる。
リッチーくん
リッチーくん
あ、外が空くってこと?
ライゾウ
ライゾウ
そう。ただし“場所”じゃない。“時間”だ。
リッチーくん
リッチーくん
時間?
ライゾウ
ライゾウ
誰もカバーに行けない一瞬の空白。その間にボールを運べばいい。
リッチーくん
リッチーくん
なるほど…でもなんでキック?パスじゃダメ?
ライゾウ
ライゾウ
雨だ。ボールは滑る。パスはリスクが高い。
ライゾウ
ライゾウ
だから低く浮かせて、1バウンドで味方に届ける。
リッチーくん
リッチーくん
あのチップキックか!
ライゾウ
ライゾウ
そしてもう一つ。外には“準備できている選手”がいた。
リッチーくん
リッチーくん
あ、14番!?最初から走ってたよね!
ライゾウ
ライゾウ
待っていたんじゃない。来ると分かっていた。
ライゾウ
ライゾウ
全員の判断が揃ったから成立したトライだ。

🧩 プレー構造を分解

🏁状況

敵陣22m付近、左タッチラインから10〜15mの位置でのスクラム。ヒートホンダが押し込み、サンゴリアス側にコラプシングが発生。スクラムは左方向に崩れ、ディフェンスは内側に圧縮される形となる。外側には大きなスペースが生まれていた。

状況

🧠判断

SOはパスを受ける直前に右奥のスペースを確認。受けて着地と同時に、低く浮かせるチップキックを選択。雨で滑る状況を考慮し、転がしすぎず1バウンドで味方に届く精度を選んだ。

判断

結果

ボールは安定したバウンドでトライゾーン手前に入り、外から走り込んだWTBがキャッチ。ディフェンスが迫る中でも冷静に押さえ、そのままトライ。プレッシャーと悪天候を乗り越えた決定的な得点となった。

結果

👀 観戦ポイント

  • スクラム崩壊によってディフェンスが内側に圧縮される構造
  • “スペース”ではなく“カバーが間に合わない時間”を見ている点
  • SOがキャッチ前にスペースを認知し、即キックに移行している判断速度
  • 雨の中でパスではなくチップキックを選択したリスク管理
  • WTBがスペースの発生とキックを予測し、外で準備しているポジショニング
  • キャッチ時にディフェンスが迫る中でも確実に処理している技術

📐 プレー解説動画

選手の動きを俯瞰図で確認しよう

🎥 試合映像

状況 → 判断 → 結果の流れを動画で確認しよう

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